今日は、「タンパク質不足症状について」
精神科医 藤川先生理論をベースに、書きたいと思います。
当然、
男性より毎月鉄とタンパク質を失う女性の方がタンパク不足
1.肉を食べるとムカムカする
肉や食べ過ぎ、油ものを食べると胃がムカムカする、お腹が下る。
”やはり日本人には和食が合う”、などと言う。
そもそも、日本人も狩猟民族なので、肉や木のみを食べていた。和食が広まったのは江戸ぐらいからの話です。
消化酵素はタンパク質なので、タンパク不足だと肉を消化できない。
2.鉄サプリメントを飲むと合わない
フェリチン10以下の人で処方薬鉄剤フェルムが飲めなかったり、鉄サプリを飲むと胃もたれ、ムカムカ、などがおきます。
フェリチンは、鉄を貯蔵するためのタンパク質。
ひどいタンパク質不足の方は、嘔吐を起こす方もいます。
結果”私には合いませんでした”など、サプリのせいになる。
鉄不足=タンパク不足
3.低血圧、立ちくらみ、起立性調節障害(OD)
収縮期血圧100未満の低血圧は、明らかに最重度のタンパク不足であり、血液検査の結果を確認する必要もない。
ODは第二次性徴期のタンパク需要増大により発症する。
起立性調節障害とは、自律神経失調症の一種、OD(ドイツ名: Orthostatic Dysregulation)と略される事もある。
生活リズムが乱れている様に見えるが、自律神経失調症状のひとつと考えられている。
「起立や座位で脳血流が減少し、思考力と判断力が低下する」身体の病気である。
10歳から16歳に多く、日本の小学生の5%、中学生の約10%にみられ男女比は 1:1.5〜2 と報告されている。
循環器系の障害として捉えられており、身体的な症状としては朝起きられない・めまい・立ちくらみ(脳貧血)が一番多くみられ、
その他にも動悸・息切れ・睡眠障害・食欲不振・腹痛・頭痛・倦怠感など人によりさまざまな症状が現れる。
血液による酸素と栄養の供給が悪いため、疲れやすく疲れからの回復が遅れる。治療、
日本小児心身医学会 OD診断・治療ガイドライン2015より
生活指導(非薬物療法)
1.運動療法 毎日の散歩程度の運動をすすめる。
たとえば1日15分の歩行など、毎日運動をする習慣をつける。心拍数が120を越えない程度の軽い運動(腹筋などの臥位でおこなう運動など)で良い。
2.肉体操作 起立時には、いきなり立ち上がらずに、30 秒程かけてゆっくり起立。
歩行開始時は、頭位を前屈させれば、脳血流が低下しないので起立時の失神を予防できる。起立中に、足踏みをする。
両足をクロスに交叉する。更に頭を前屈する。
3.規則正しい生活リズムのすすめ 夜更かし、朝寝坊をやめる。昼寝をしない。
難しいが、強制してストレスにならないようにその子にあわせて指導する。
4.暑い場所は避ける 高温の場所では、末梢血管は動脈、静脈とも拡張し、また発汗によって脱水をおこし、血圧が低下する。
入浴は短時間。梅雨、夏場は注意。
5.下半身圧迫装具 下半身への血液貯留を防ぎ、血圧低下を防止する装具(弾性ストッキングや、ODバンドのような加圧式腹部バンド)は、
適切に利用すると効果あり。
6.食事の注意 塩分は循環血漿量を増やし血圧を上げるために必須である。したがって、
食事やおやつを通じてやや多めの食塩摂取をする。
水分のこまめな摂取も必須である。スポーツドリンクは塩分も摂取できる。こまめに水分を摂取し、
一日を通して2リットルほどの水分を摂取すると良いとされる。
薬物療法
ミドドリン、アメニジウム、プロプラノロール、ジヒデルエルゴタミンの投与が有効である。
ODの原因は最重度のタンパク不足。
中高生では性ホルモン合成などによりタンパク需要が増大する。
男性では、プロテインスコア換算で体重*1.2gのタンパク質が必要。
女性では月経でタンパク質を失うため、プロテインスコア換算で体重*1.5gのタンパク質が必要。
ODになる人は全員食が細い。
母親が”この子は自分より食事量が少ない”と言われる。
疲れると夕食を食べずに寝てしまうなど欠食する人もいる。
逆に、大食漢のODは1人も診たことがない。
初診時の収縮期血圧が80~100程度の人が多い=最重度のタンパク不足。
治療は、
1)1日3食、動物性タンパクを摂取する。
2)プロテイン20g(60cc)*2、
プロテイン20g*2は卵3個*2に相当する。
3)男女共に低フェリチンなのでキレート鉄36mg*3。
女性ではフェリチン10程度の人が多い。
男性でもフェリチン50~70程度の人が多い。
この治療を1~2ヶ月キッチリ行えば全員完治する。
当院でODが治った人からの口コミで、ODの初診患者が急増している
以下参照
起立性調節障害(OD)は最重度のタンパク不足が原因起立性調節障害とは、自律神経失調症の一種、OD(ドイツ名: Orthostatic…
藤川 徳美さんの投稿 2018年5月30日水曜日
4.ビタミンサプリが効果がない、かえって調子が悪くなる
ビタミンは代謝酵素の補酵素として働いています。
代謝酵素はタンパク質なので、タンパク不足では材料がないのに、職人がいるような状態です。
結果サプリのせいとなる。
5.薬が効かない、薬の副作用が出やすい
薬は代謝阻害剤なので、代謝酵素であるタンパク質が不足していれば、効果が出にくく、副作用も出やすい。
”薬を色々変えてもらったが、どれも効かないし、合わないんです”。
6.柔軟な思考ができず、上手くいかないと他人のせいなどにします
タンパク不足の人は、頭が回らないため柔軟な思考ができず、0か100かの極端な考え方をします!
すぐに切れたり、躁うつ症状がみられます→モノアミン系ホルモンによるものかと。
タンパク質がないと脳細胞をもつくれなくなる。脳細胞がへることによって、血液供給量もへっていく。脳の活動レベルも下がっていく。
認知症は、顕著なタンパク質不足が認められる。
自分で考えないので他人に依存したりします。
doctorや権威のある人の言葉を鵜呑みにし、自分で試さない。行動に移せない人が多い。
7.脳卒中のリスクが極端に上がります
血管はタンパク質でできており、織物繊維のようなものでできております。その細胞膜にリン脂質を含んでいます。
したがって、タンパク質が足りないことで血管は弾力がなくなり壊れやすくなります。
脳梗塞、脳出血の原因となります。
以上タンパク質不足症状でした。
権威のある方やお医者さんの言う事は、鵜呑みにしはいけません~!
大事なのは、自分でやってみる事です♪